有権者教育およびアウトリーチ計画

概要

「カリフォルニア州有権者による選択法(VCA)」は、「投票センター」や「投票用紙投函」場所、障害を持つ有権者と英語以外の言語を選択する有権者に固有の情報を含む、VCAのあらゆる側面を有権者に伝える「有権者教育およびアウトリーチ計画」の開発を郡に義務付けています。これらのグループの立場を擁護する、またはこれらのグループにサービスを提供するコミュニティの組織や個人との公聴会が開催されます。また、サンマテオ郡では、スペイン語、中国語、フィリピン語、韓国語を話す人々が利用できる通訳を伴った一般向け教育ワークショップを複数回開催します。郡主催の一般向けの全てのイベントはADA要件に準拠しています。

サンマテオ郡では、投票アクセシビリティ諮問委員会(VAAC)と言語アクセシビリティ諮問委員会(LAAC)と共同で、有権者教育およびアウトリーチ計画を作成しており、州務長官にこれを提出して見直しと承認を受けることになります。

2015年11月3日の「全郵送投票選挙」に先立って行われたコミュニティアウトリーチと市民の認識を高めるための取り組みと同様に、サンマテオ郡ではこの新しい選挙モデルに対する認識を高めるために、コミュニティの組織、団体、学校、その他のグループに接触します。この取り組みでは、ダイレクトメール、報道機関、ソーシャルメディア、視聴者制作メディア(パブリックアクセスメディア)を利用する広範なメディアキャンペーンと組み合わせてVCAの実施を発表します。キャンペーンでは、通話料金無料の有権者支援を推進し、有権者が利用可能な形式の投票用紙の取得方法を伝え、多言語によるサービスと聴覚障害を持つ有権者に対するアクセシビリティを提供します。

間もなく行われるコミュニティのイベントとコミュニティパートナーは補遺に掲載されています。

英語以外の言語を選択する有権者

アウトリーチの取り組みの一環として、サンマテオ郡では英語以外の言語の使用を選択する有権者へのアウトリーチの継続と拡大を行います。

サンマテオ郡在住者を対象としている全てのメディア機関に配布されるニュースリリースでは、 通話料金無料の有権者支援ホットラインについて発表しますが、このホットラインは複数言語によるサービスも提供します。また、スペイン語、中国語、フィリピン語、韓国語の報道機関の広告を購入して有権者支援ホットラインを広く知らせることに努めます。

言語支援を必要とする投票センターの特定は、米国国勢調査のデータと、サンマテオ郡のLAACが提供する意見を含めた、一般市民からの意見提供プロセスによって行われます。

英語以外の言語によるメディアを含むメディアパートナーは補遺に掲載されています。

障害を持つ有権者

サンマテオ郡は、長年にわたり、障害を持つ有権者と協力して民主的なプロセスにおいてアクセシビリティを拡大することに関与してきました。登録・選挙部門のウェブサイト(www.smcacre.org/elections)では障害を持つ有権者向けに、「障害者がアクセス可能な設備である電子投票端末(eSlate)」、「郵送によるアクセス可能な投票システム」、投票センターに関するADA準拠要件、VAACなどの詳細を含む情報やリソースを提供しています。

サンマテオ郡在住者を対象としている全てのメディア機関に配布されるプレスリリースでは、 通話料金無料の有権者支援ホットラインについて発表しますが、このホットラインは聴覚障害を持つ有権者にアクセシビリティも提供します。

障害を持つ有権者は、投票用紙または電子投票機を自宅に配達してもらうことを請求できます。障害を持つ有権者は、手持ちのパーソナルコンピューターを使って、「郵送によるアクセス可能な投票システム」によって投票用紙をダウンロードして記入することも可能です。また、投票センターのスタッフは、投票所外での投票(curbside voting)に際して、紙面の投票用紙や「障害者がアクセス可能な設備である電子投票端末(eSlate)」を車まで持参することもできます。

参加における格差への取り組み

サンマテオ郡は、低所得有権者および障害を持つ個人へのサービスを提供する組織のコーディネーターやスタッフからの申し込みに応じて情報と訓練を提供します。これらの組織には次が含まれますが、これに限定されません:CalFresh, CalWORKs(カルフレッシュ・カルワークス)、Medi-Cal(メディキャル)、Women, Infants, and Children(WIC:婦人児童向け栄養強化計画)、In-Home Supportive Services(インホーム・サポーティブサービス)、Covered California(カバード・カリフォルニア)、California’s health benefit exchange(カリフォルニアズ・ヘルスベネフィット・エクスチェンジ)、Department of Rehabilitation-Vocational Services(デパートメント・オブ・リハビリテーション-職業サービス)、Independent Living Centers(インディペンダント・リビングセンター)、Department of Developmental Services Regional Centers(デパートメント・オブ・ディペロップメンタル・サービス地域センター)、 Office of Deaf Access(オフィス・オブ・デフアクセス)と契約を結んでいる事務所、州および郡の精神衛生課および行動保健課、およびこれらの課との契約に基づいてサービスを提供している個人開業医。

固定会場の設置が実行不可能な地理的遠隔地域に対応するために、移動型投票センターが用意される場合もあります。

有権者への直接連絡

2015年11月3日の「全郵送・投票センター選挙」について有権者に知らせる方法としては、郡から有権者への直接連絡が最も効果的でした。

新しい選挙モデルについて有権者に知らせることを目的として「投票用紙見本&公式有権者情報パンフレット」と「郵送投票用投票用紙」に記載の情報に加えて、3枚のハガキが予定されています。最初に郵送されるハガキでは登録有権者全員に新投票モデルについて知らせます。2回目のハガキは、それまで郵送用投票用紙を受け取っていない有権者に対して、今後の投票用紙郵送について通知し、投票センター情報を提供します。3回目のハガキは、選挙の終盤戦に発送されますが、まだ投票用紙を郵送していない有権者にそのことを思い出させるとともに、予備の投票用紙を手に入れるための情報と投票センターの所在地に関する情報を提供します。

公共広告

映像や字幕の要請に応えて、テレビ向け公共広告(PSA)の台本が、聴覚障害の有権者に配布されます。ラジオの台本では、これら有権者に伝わるようラジオ局に対して局のウェブサイトに情報を掲載することを要請しています。

アートワーク(さし絵やイラスト)は、サンマテオ郡から入手でき、印刷物やオンラインのPSA向けに、また行政機関とコミュニティパートナーによるソーシャルメディアやニュースレターで使用することができます。印刷物のPSAには、視覚障害者向けに音声によるお知らせを関連ウェブサイトに掲示することが要請されます。

サンマテオ郡は、郡内で活動するスペイン語、中国語、タガログ語、韓国語のメディア機関にPSA用の台本を提供します。この台本は有権者に間もなく行われる選挙について知らせるとともに、通話料金無料の有権者支援ホットラインを推進するものです。アートワークも利用可能です。

予算

2018年6月5日州直接予備選挙では有権者教育とアウトリーチに$241,000を割り当てています。さらに、登録・選挙部門が図表による資料やアウトリーチ資料、市民向けプレゼンテーション、コミュニティアウトリーチのイベントの準備に対する組織内支援を提供します。

この予算によって新聞、テレビ、ラジオ、ソーシャルメディアの広告の購入が可能になります。この資金の一部は言語翻訳と点字作成に配分されます。アウトリーチ予算には登録有権者宛てダイレクトメールの印刷代と郵送費用が含まれていません。この目的のために$200,000の追加資金を2018年6月5日州直接予備選挙予算に加えることが必要になります。

加えて、「有権者による選択」カリフォルニア連合はコミュニティに拠点を置く組織に対して、VCAアウトリーチプログラムにおける支援を得るために補助金を提供しています。「有権者による選択」カリフォルニア連合および補助金プログラムに関する情報は https://voterschoice.org/で手に入れることができます。